深夜の電話 (再々度)

『今日、無性にそこが懐かしくなって、東京出たくなった』
ほぼ毎日かかってくるようになった電話の向こう側で、元関係会社の彼女はそう言った

『ちょっと待ってね』『ちょっと待ってね』何度もそう言いながらごそごそと音がしてるのは、布団にもぐり込んで寝ながら喋ろうと思って準備してたんだろう

『だって東京って人多いし、やっぱり大変だったけど楽しかったから、そこは』
25日が最終出社日だったから、と彼女はここを離れて丸1年が経ったことを分っていた

付き合い出して半月で毎週末は全部会って泊ってたから半同棲みたいだった、と彼女が言ってたカレシの男は、19日にたったの2ヶ月で彼女に切られた。何度も『信じられない』と言っていて、きっと納得するまで時間がかかると思うんだ、と彼女が言う

また来週の日、月に彼氏候補の3人を面接してくると言っていた。容姿端麗な女の子の性格は、東京へ行っても全く変わらない

40分後、彼女が言う『眠くなった。切る。おやすみ』「おやすみ、また」

本当に彼女はこの街にまた来るのかな 来て欲しい また会いたい

〈写真は北川加奈さん。本文とは関係ありません〉
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by blanche-bateau | 2014-10-30 02:24 | Comments(0)

いつもの彼女、出現。

急転直下とはこういう事だ!というくらい、先週一週間の時間をかけて、着々といつも通りの彼女が現れた。 カレシは昨日、突然LINEで知らされてた

12日の日曜から昨日日付が変わった夜中だったからもう今日か、『あ、寝てた?やっぱりもう無理だって、気持ちに区切りつきました』ていう電話をもらうまで、毎日毎日電話で話したけど

その間彼女は着々と情報収集し、いつもの彼女に戻っていくようだった。ぼくもその活動に及ばずながら手を貸したし、手を貸した人は他にもいる。つまり、いつでも彼女の思い通りに男はたくさんいるということだ

9月から彼女と毎週末は全部会っていて、金曜日夜ごはんして、土日もずっと会ってたような会ったことも話したこともないカレシの、『夢のような』というコトバでは表しきれない生活は、もうすぐ何の前ぶれもなく終る

間もなく彼女は全速力で離れていくだろう。致命的だったのは、彼女のどうしてもの予定でこの週末が会えなかったことも悪かっただろうけどね

なに、今まで通り、いつも通りの彼女がようやく出現しただけのこと。2ヶ月とはずいぶん遅かったから、彼女を随分と自由にできたのは大当たりだったと言えるんだぞ

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by blanche-bateau | 2014-10-19 23:20 | Comments(0)

誰にでも相談できることじゃ、ないから』電話の向うで彼女は言った

まだ親には何も言ってない(本当に何も、らしい)というのに、ここまで聞いているぼくは一体何だ

夕方、元関係会社の彼女から電話があった。5日に突然電話があってから、1週間ぶりだった
先週の話だと、彼女は最近、週末になるたびに男の部屋に泊りに行って次の日もずっと一緒に過ごしてるという話し…

今朝も11時位に起きたのにカレシはあくびして凄い疲れてて…と愚痴る彼女に、「ヤリ過ぎじゃないのか?」とぼくは嫌味の一つも言ってみたけど、『そんなことはありません』と軽く流された

来月は沖縄に二人で行く予定になってるけど、と去年僕等が仕事をしていた時には考えられないくらい、きみはフルオープンで話すけど

ぼくも男なものですから  毎週末、きみが泊まりにくるのを自由にしてる男の肩は持てないですよ、正直言って

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by blanche-bateau | 2014-10-13 01:40 | Comments(0)