関係会社の彼女の後任は、2年前の彼女と同様、今年10月に配属になったばかりの、新人の女の子だった

先週一度だけ、彼女と共通の外勤先に営業をかけていた。と言っても、『会えなかったから引き継いで貰えなかった』という顧客に、ぼくが挨拶をつないだだけ

当たり前だが、見るからに『新人』の見た目と動きをする彼女。明日の夜、今後営業するために『いまの外勤先の問題点と方針』を、彼女と打ち合わせる予定をつくった

「来週時間があったら、打ち合わせをお願いします」そう打ったぼくのメールに、『月曜はいかがでしょうか? 泊予定なので、夕方以降調整可能です』と彼女が返事をくれていた

ぼくは夕方別の先にアポがあり、思い切って夜を提案してみた。ご飯でも食べながら、とは言わなかったけど、時間的にはそれが自然。イオンあたりでぱくぱくとご飯を食べて、スタバでPCでも開くか…?

傲慢だったけど、振り回されたけど、決して悪い日々じゃなかった時をくれた彼女のいない、別の彼女とのぎこちない日々が始まる

〈写真はネットから。本文とは関係ありません〉
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by blanche-bateau | 2013-11-10 22:30 | Comments(0)

携帯に残ってる何枚かの写メの中、きみがピースして笑っている

そんな歌詞の歌がAKB48-DIVaの曲にある

彼女がいなくなってから、10日経つ。関係会社の彼女はもういない。最後の最後まで、ケンカみたいだった

彼女は最後の一週間、思った通り(彼女は思ってはいなかったのかも知れないが)毎晩が送別の飲み会になっていた。彼女は途中から『この業界の人たちと仲良くしたってしょうがない、時間がムダだから』と意識して「付き合い」を相当に悪くしてたけど、見た目の美形は目立ち続けて、やっぱり最後は皆、話したかったんだろう

退社日の前日のPM3時過ぎ、彼女は運転しながら、最後の電話を携帯にかけてきた
『外勤先の人ふたりと、今まで一緒に、お昼食べてた。凄いと思わない?(外勤先の)あのふたり仲悪いから、普通だったら絶対別々だよ? わたし最後だから、ふたりとも揃って来たよ。凄い楽しかった。いい思い出ができたよ…』

最速なら退社日の夕方には京都に向かってるかも、と話しだした彼女とは何でかそのあとちょっとした言い合いになって、彼女は『じゃあね』と電話を切った

その電話が『最後の挨拶』だったと分ったのは、その翌週月曜になってからだった
同じような時間、他の外勤先で重なってるH君には『今まで、お世話になりました』っていう普通の挨拶の電話がかかってたから

退社日のちょうど一週前の日曜日、彼女が夜こんな電話をかけて来た
『ちょっと相談したいことがあります。友人や同僚からみた、良い方向に発揮されるあなたの個性を二つ、っていうの書かないといけないんだけど。今度の会社の入社紹介に載るから』

自分でひとつ考えた、という自己分析を短い言葉で言う彼女に、15分後にもう一度電話してくれるかな、考えるから?と答えた僕に
それから何度も電話があって、『そんなことみんなが書く。そんなこと聞きたいんじゃない』と不満を言われて考え直して、また彼女がダメ出しして、こっちはそう書く理由を言って… そんなやりとりを何度もした

あの電話は、彼女の個性を一番分っていたのは、このぼくだと彼女は思ってくれてたのか

善くも悪くもこの2年間、笑ったり怒ったり、泣いたりした彼女をずっと見てきたこのぼくは、彼女が無意識に、『友人同僚代表』としての役割を自分に振ってくれたんじゃないか?と、勝手に思ってる。ぼくは、きみの力になれただろうか

それを確かめられる時は、この先きっと来ないだろう

〈写真は lull〜そして僕らは を発売したRay。本文とは関係ありません〉

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by blanche-bateau | 2013-11-03 02:10 | Comments(0)