きみのおかげで
2008年 08月 13日
実際、『異動がない』ってことがハッキリした先週以降、ぼくにはただでさえ少なかったやる気が、もう全くなくなっていた
もう日曜日の夜の事だ
美形は何気なく電話をしてきたんだろう 『故郷へ戻ります』そうメールをしてきた後は、もう連絡はないだろうと思ってた 去年の夏とは違うんだし
ちょっと教えて欲しい事があるんですよ、て言った内容は「いとこ」の相談事のまた相談?みたいなことで、その後は雑談になった
美形がギリギリまで詰込み勉強してた資格試験は落ちた事、彼女も異動はなかった事、事業所で自分が「だってあれはもう、いじめだよ」という事… 何をもとに言ってるのかは分らないけど
…いや、何となく分るかも知れない
美形は相変わらず成績優秀、才色兼備だ 笑顔で元気なコと女のコ同士(せめて表面的には)上手くやってこうと色々努力はしてるみたいだけど、笑顔で元気なコのほうが、真っ向からぶつかってる
もう1人の女のコSさんも美形寄りじゃなかったし、女子からは離れてるんだろう…
美形は酔っぱらったような話し方だった そうは訊けなかったけど
この試験が終ったら、何をして時間を潰そうかなぁ…とまるで仕事を考えてない僕に
彼女は何度も繰り返した 『教えて欲しい?何したらいいか、わたし教えてあげようか?』
まぁ、結局は自分がとった資格を追いかけてとれ、みたいな事だったり、もし万一落ちたとしても、この勉強は決してムダにはならなかったと思う、みたいな事だったけど
がんばって下さいね、ホントですよ、約束ですよ 彼女は繰り返してた(憶えてないだろうが)
きっと今頃は兄貴と買いに行ったPSPでモンスターハンターでもやってるだろうけど
がんばろう